相場暴落時の心得

証券市場に投資していると避けられないのが

  1. 年に数度の下げ
  2. 数年に1度の大きな下げ
  3. 約8~10年に1度の暴落。

 

天井が読めるならいいのだけど、そうもいかない。

2019年終わりから2020年1月のダウとS&P500のチャートは楽観的過ぎたが、今となっては、この感想は後の祭り。

 

相場格言

山高ければ、谷深し

 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく

相場は悲観の中に生まれ、幸福感の中で消えていく… | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

相場下落時にホールドし続けるかの視点

  1. そもそも、余剰資金で投資しているか?
    生活資金に手を付けていないか?
    生活に窮するような状態ならそもそも投資してはいけません。

  2. 投資の時間軸、その資金が短期目的・長期目的なのか?
    およそ1年以内のつもりの投資なら、厳格に損切りラインを決めておかないと大きな損を出します。
    そして、短期目的で買ったのに下がってるから、長期保有に切り替えってのは最悪のやり方。
    長期なら「資本主義市場は将来的に大きな成長が見込める、その前提で投資している」のでむしろ買い場です。

  3. 投資対象が成長してるか?(10年単位で見た時)その見立ては変わってないか?
    もう終わりだと思ったら、さくっと損切り
    2で書いた「資本主義の成長」の見立てと反するなら損切りです。

  4. 個別株投資かインデックス投資かの違い
    • インデックス投資なら少なくとも0になることはないので、数年後、上がる見込みなら、積み立てを続ける。
      資本主義は成長し続けるのが前提なので、損切りする必要は無い。
      例えばアメリカなら世界恐慌など乗り越えて成長を続けている。
    • 個別株だと個別の事情により戻ってこないこともある。
      なので最初から損切りポイントを決めて割ったら損切りすべし。
      (配当狙いなら別かもしれないけど、そこはスタンスに応じて決めましょう。)

 

暴落時の気の鎮め方

  • リーマンショック後のチャートを見る
  • 第2次大戦前の世界恐慌からのチャートを見る
  • この世の終わりのような状態だけど、あの時の値段を超えている。
  • 局所的な嵐に振り回されて損を出すのは勿体ない。
  • 含み損を見ないでおく
    これも一つの手であるが、含み損を見てうんざりするなら、そもそもその投資元本が大きすぎる。(リスクを取りすぎている)ってことなので、うんざりするならその時点で損切りする。
  • 上昇相場に備え、積立投資を続ける。

 

過去の事例を知っておく

  •  ITバブル、アジア通貨危機リーマンショックなどなど
    数年~10年に一度こういうことはある。
  • その都度、資本主義は立ち直り、さらに大きくなった。
  • 市場全体が消えてなくなることは無い。
  • インデックス投資ならガチホールドのままで問題ない。
  • 長期投資なら、最後に勝てばいいわけで、単年度の成績を見る必要は無いでしょう?

 

 

資本主義の成長を信じて、投資してるのでしょう?

なぜ、数年に一度の下落にうろたえるんだ? 阿呆になって積み立て投資し続ける。

 

 

とはいえ、後悔してるのは

一日で2%以上下げる場合、その後、相場は不安定な動きになることが多いので

半分以上自分のリスク許容度に合わせて売るべきだったということ。

 
コロナショック開始時の日経225の株価と変動額と変動率
2020/02/25 , 22605.41 , -781.33 , -3.34%
2020/02/27 , 21948.23 , -477.96 , -2.13%
2020/02/28 , 21142.96 , -805.27 , -3.67%
2020/03/09 , 19698.76 , -1,050.99 , -5.07%

やはり、2,3% も変動するのは、何かの兆しとしか思えない。